フォルクスワーゲングループのウリ財団が今月20日に開館したソウルロボット人工知能科学館で「フューチャーモビリティが夢見る未来」をテーマに教育プログラムを運営し、電気自動車フォルクスワーゲンID.4を展示する。これは未来を担う学生の未来モビリティ技術に対する関心と理解度を高めるための教育社会貢献活動の一環だ。
道峰区に位置するソウルロボット人工知能科学館(以下、ソウルRAIM)は、韓国で初めてロボットと人工知能(AI)をテーマに設立された科学館で、7月から約2ヶ月間の試験運用を経て昨日正式に開館した。フォルクスワーゲングループのウリ財団は2023年にソウル市と業務協約を結び、今回の教育と展示を準備してきた。
フォルクスワーゲングループのウリ財団は、モビリティ産業をリードする自動車ソフトウェア人材育成のための教育イニシアチブ「WE:ラン(WE:Learn)」を実施している。その一環として、より多くの学生と市民がAIと未来モビリティ技術に対する理解を高め、技術と人間の相互関係を一緒に考え、質問する過程を通じて、来るべき未来を能動的に作っていけるよう、今回の教育と常設展示を企画した。
フューチャーモビリティが夢見る未来」は、フォルクスワーゲン・グループ・コリアが2019年から小・中学校の学生を対象に実施してきた未来モビリティをテーマにしたコーディング教育プログラムを科学館の状況に合わせて再開発したものだ。当時、このプログラムは参加学生と教師、保護者から好評を博し、1万人近くの学生に教育を提供し、そのうち1チームは世界最大規模のロボット競技大会であるファーストⓇレゴⓇリーグに出場し、優勝を果たした。
この教育はソウルRAIM展示館2階で行われます。教育室の壁面には、未来都市を表現したアートウォールを通じて没入感を高めた。 また、レゴのジオラマを利用して未来都市の建築物と充電ロボットが充電する電気自動車充電台などを設置したプルービンググラウンドを作り、フォルクスワーゲングループ傘下ブランドのコンセプトカーのデザインを適用した自動運転自動車ロボットを適用して現実感をさらに高めた。
教育受講生は、ロボット、AI技術が適用された未来都市とモビリティについて学び、レゴスパイクプライムで製作された自動運転自動車ロボットをソフトウェアプログラミングを通じて制御する方法を学ぶ。プログラムは▲未来モビリティについて全般的に学び、ロボットの基本的な動きをコーディングしてみたり、未来技術に親しむ「ようこそ、未来モビリティ」、▲様々なセンサーとコーディングプログラミングを通じてロボットを制御する方法を学び、実生活での応用可能性を探求する「出発して、未来モビリティ」、▲未来モビリティに関連する未来の職業を探求し、自律走行車の倫理的問題について深く考える「考える、未来モビリティ」、▲AIカメラを活用してロボットの行動を精緻化し、未来都市走行を完成させる「さらに、未来モビリティ」の4つのコースで構成されている。1回80分、各テーマごとに2回ずつ、計8回行われます。
秋の講座は10月1日から8週間行われる予定で、9月19日からソウル市公共サービス予約サイトを通じて申し込むことができ、小学校3年生以上から参加できる。一方、8月24日から9月29日までは「自動運転とフューチャーモビリティ」、「レゴでコーディング-レ.コーディング」というテーマで週末一日講座を行い、7歳以上から申し込むことができる。
また、科学館1階では「AIとモビリティ」をテーマに展示されたフォルクスワーゲンの純粋電気SUV ID.4を見ることができます。ID.4には、トラベルアシスト、アダプティブクルーズコントロール、レーンアシストなどの最先端運転支援システム「IQ.ドライブ」とLEDマトリックスヘッドライトとインテリジェント制御機能であるダイナミックライトアシストを組み合わせた「IQ.ライト」が搭載されており、AIが自動運転2.5段階の実現と自動車の最新技術に実際にどのように適用されているかを示している。
ティル・シェール フォルクスワーゲングループ ウリ財団理事長は、「未来モビリティソフトウェア人材育成は、フォルクスワーゲングループ ウリ財団が最も注力している事業であり、ソウルRAIMでの体験型教育と展示を通じて、関連人材発掘の裾野を広げる良い機会だと思う」とし、「今後もより多くの学生が未来モビリティについて楽しく学び、成長できる機会を持続的に拡大していく」と述べた。
記事ロードテスト編集部(dhseo1208@gmail.com)
写真 フォルクスワーゲン・グループ・コリア