現代自動車が未来モビリティ産業をリードするため、国内外でグローバル人材の確保に乗り出す。夏休み期間に合わせ、世界各国の人材を集め、文化的多様性を備え、グローバル企業として一段階跳躍するための目的だ。
現代自動車は、来月1日から14日まで2週間、国内大学に在学中の外国人留学生を対象に夏季インターンシップ(外国人留学生体験型インターン)を募集する。国内大学で3年以上在学中または修士課程に在籍している外国人留学生なら、国籍、専攻に関係なく誰でも応募可能だ。
現代自動車が公募形式で外国人留学生インターンを募集するのは初めてだ。外国人留学生インターンは、7月一ヶ月間、4週間の日程で研究開発(R&D)、モビリティデザイン、事業/企画、経営支援、生産/製造など多様な職務を経験することができる。詳しい募集公告は現代自動車の採用ホームページで確認することができる。
主要戦略市場である東南アジア諸国連合(ASEAN-ASEAN)の人材も国内に入り、インターンとして勤務することができる。現代自動車は、インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナムなどASEANの優秀大学在学生を対象に、7月から4週間のインターンシップを実施する。
3年前の2021年に初めて開始されたASEANインターンシップは、ソウルの良才・江南大路社屋、技術研究所(南陽研究所)などで現地事業関連業務を行う。同社は優秀なインターンに現地法人への採用を提案する計画だ。
海外大学理工系博士課程インターンシップは、R&D力量強化を目的に今年新設した。12日まで採用ホームページを通じて募集し、書類審査、オンライン面接などを経て選抜する。理工系博士インターン生は、夏休み期間である7月から2ヵ月間、現代自動車のR&D本部またはAVP本部で現職社員と研究課題を遂行する機会を得る。
現代自動車は最近、外国人人材の採用活動を積極的に展開している。昨年9月にソウル・ソンスドン(聖水洞)で開催した外国人留学生採用説明会「グローバルチーム現代トーク」、今年3月に海外留学生を対象に実施したグローバル・メタバス説明会が代表的だ。
外国人インターンの円滑な会社適応を支援するための特化プログラムも用意した。専担メンターの配置、外国人社員の先輩との出会い、現代自動車のブランド拠点訪問などを実施する。現代自動車は「多様な文化的背景を持つ役職員が集まってシナジーを創出できるよう、グローバル人材を積極的に探す計画」と明らかにした。
記事ロードテスト編集部 (kyuyongk98@gmail.com)
写真 現代自動車